夫婦関係から知る歴史 長野市立博物館で企画展

2011/12/24 10:08
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 長野市立博物館(長野市小島田町)の企画展「歴史の中のメオト」が23日、同館で始まった。「男性主体になりがち」(博物館)なこれまでの歴史展示に対し、戦国時代から明治時代にかけての夫婦関係や女性像に焦点を当てることで、歴史の別の面を浮かび上がらせている。

 取り上げている歴史上の夫婦は、徳川家康とお茶阿(ちゃあ)、家康の六男・松平忠輝と伊達政宗の娘・五郎八(いろは)姫、松代藩の初代藩主真田信之と小松姫ら5組。関連する手紙や肖像画など計30点を展示している。

 信之と小松姫に関する展示では、信之と父親の昌幸が敵味方に分かれる関ケ原の合戦を前に、別れのあいさつに訪れた昌幸を小松姫が城内に入れなかった―との逸話を、同館所蔵の絵巻で紹介。当時の女性の発言力や存在感を示した。また、お茶阿が息子の忠輝に贈った「鉄砲よけ」のお守りなどは、わが子への母親の思いが感じられる。

 同館の原田和彦学芸員(48)は「男性中心の思想は明治期以降に顕著になった。それ以前の武家社会では女性が財産や権利も持ち、家を支えていたので発言力があった」と話している。

 企画展は来年2月26日まで。12月29日〜1月3日と月曜日、祝日の翌日は休館。入館料は300円(高校生150円、小中学生100円)。

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