「塩の道」歩き楽しむ地図 糸魚川―松本結ぶ120キロ

2011/12/17 10:18
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 北安曇郡小谷村商工会が、新潟県糸魚川市と松本市を結ぶ旧千国街道「塩の道」(約120キロ)のすべてをウオーキングマップにして、16日、お披露目した。沿線市町村による広域事業でなく、村単独で全体ルートを網羅した地図を作るのは初めてという。古道の雰囲気を残す小谷ならではのアピールだ。

 塩の道を日本海側から11区間に分け、表裏に2区間ずつ掲載した6枚セット(6枚目は1区間分)。縦50センチ、横30センチほどと持ち運びできるサイズで、塩の道の整備や研究に取り組む「おたり塩の道の会」会長の田中省三さん(68)が監修した。事業費は約100万円。

 糸魚川市や村内区間では、山中を縫う複数の経路を地図に落とし、昔ながらの未舗装の峠道や、U字形に掘削した「ウトウ」と呼ばれる古道を写真付きで掲載。大半が舗装された大町市木崎湖以南の区間は観光名所や史跡などを写真で紹介している。

 近年の古道ブームで塩の道を訪れる観光客が増え、全行程を何度かに分けて歩いて楽しむ人も多いという。中でもかつての風情が残る小谷村一帯の人気は高く、地図の独自製作を思い立ったという。

 「塩の道は先祖から受け継いできた今も生きる道」と田中さん。「大切な文化を学ぶきっかけとして役立ててもらいたい」と期待している。

 月内に販売を始める予定。1セット1200円。問い合わせは村商工会(電話0261・82・2888)へ。

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