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レイアウトをしよう
   

  使う記事を選んだら、レイアウトを決めます。ただし、いきなり模造紙に張るのではなく、下書きをしてください。記事につけるコメント、まとめの意見、作品のタイトルのことなどもよく考えて作業をしましょう。

■「レイアウト」=「自分の頭の中」

  レイアウトとは、記事などの配置を決めることを言います。スクラップ作品において、「記事の配置をどうするか」は、「自分がこのテーマをどう理解しているのか」をあらわします。どういうグループ分けにするのか、時間の流れで追うのか、ひとつの記事からテーマが枝分かれしていくのか…。レイアウトそのものが自分の考えであり頭の中だと思ってください。

■レイアウトしてみよう

 それでは、実際にレイアウトをしていきましょう。レイアウトは、まず全体の構造を決めてから、さらに見やすくなるよう色や飾りをつけていきます。

★作品づくりに必要な材料は…

  作品をつくるには、切り抜いた記事のほかに、見出しやまとめが必要です。また、記事をきっかけにして調べたことがあれば、それも作品に取り入れてみましょう。

  ■ 作品に使う記事や写真
  ■ 作品のタイトル(大見出し)と小見出し
  ■ まとめの意見、自分の受け止めや考察
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  ■ 記事をきっかけに調べたこと
★実際に記事を置いて、考えを整理しよう

  作品に使う材料をふまえて、記事を読み返しながら模造紙に配置します。あくまでも置くだけです。何度でもやり直せるので、ここで考えを整理しましょう。小さな紙に全体のイメージ図を描いてみるのもよいでしょう。

作品タイトルやまとめの意見は、考えを整理してからでもいいですよ。
考えを整理しよう
★見やすく、わかりやすい作品にする工夫を!
 皆さんの考えが、作品を見た人にわかりやすく伝わる工夫をしましょう。

■内容が一目でわかるような見出し、小見出しをつけよう

  読む人が、まず目がいくのが見出しです。作品全体につけるタイトル(大見出し)、グループ分けした記事につける小見出しは作品を見るときの大切な目印になります。10文字くらいを目安に、内容を一言で表す見出しを考えましょう。

【例】 「どうなる拉致問題」 「STOP!温暖化」 「未来の地球を救いたい」 など

上手に色を使ってメリハリをつけよう

  カラーペンなどで作品に色を使ってみるのもいいでしょう。グループごとに色分けしたり、線で囲むなどすれば、作品全体のメリハリがつきます。記事の文章で強調したいところに色線を引いておけば、作品を見る人は、みなさんが記事のどこに注目して読んだのかがわかります。重要なのはわかりやすさ・見やすさをアップすることです。


写真や図、イラストを入れてみよう

  実際の新聞を見るとわかるように、写真やイラスト、図などは見出しと同じくらい、作品全体の中で目印の役目を果たしてくれます。記事から切り抜いてつかってもいいですし、自分で描いてみるのもよいでしょう。

案内

作品づくりで迷ったら、
「テーマを通して何を伝えたいのか」
を思い出そう!

みなさんもぜひ作品づくりに挑戦してみてくださいね

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