信濃毎日新聞ニュース特集「信濃グランセローズ」
坂田一万さん今季で退団 来春から天龍村職員に
2009年12月11日掲載
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来春から村職員として勤務する天龍村で、「村のために一生懸命働く」と話す坂田さん

 BCリーグの信濃グランセローズを今季限りで自主退団した元外野手、坂田一万(かずま)さん(24)が来年4月から、下伊那郡天龍村職員として働き始める。同村では母親が暮らし、選手時代には村民らが後援会をつくって応援してくれた地。「村のために働いて骨をうずめる。子どもたちに野球を教えていきたい」と話している。

 坂田さんは伊那市出身。小学4年生から野球を始め、成城大では首都大学リーグ2部で盗塁王とベストナイン(センター)に輝いた。2007年のBCリーグの初シーズンからグランセローズで活躍。今季はチーム最多の9盗塁(リーグ5位)を記録した。

 自主退団について坂田さんは「3年やってプロ野球に行けなかったら、あきらめようと思っていた。年齢からそろそろ野球以外で生活するものを見つけないといけないと感じていた」という。それでも「野球への未練がないかというと、うそになる」。そんな坂田さんの背中を押したのは、声援を送り続けてくれた天龍村の職員募集だった。

 自主退団後に採用試験を受け、このほど内定を得た。既に母親宅に移り住み、村の第三セクター天龍農林業公社でアルバイトに励んでいる。

 グランセローズ時代は、野球教室などで子どもたちを指導した坂田さん。「少子化が進む村だが、野球で注目されるようなことがあれば村外から子どもたちが集まるかもしれない。そんな日を目標に、村に溶け込んで一生懸命に努力したい」と力強く話した。

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