
信濃―福井 粘りの投球で7回を2失点に抑えた信濃の先発・鈴江
BCリーグは10日、各地で3試合を行った。信濃グランセローズは飯田県営球場で福井ミラクルエレファンツとの4回戦に臨み、2-2で引き分けた。群馬ダイヤモンドペガサスが敗れたため、信濃は再び首位に立った。
信濃は同点の四回、泰楽からの3連打で1点を勝ち越し。先発の鈴江は毎回安打を許しながら三回の1失点でこらえていたが、七回二死二塁で玉井に同点打を許した。午後1時開始の試合は986人が来場した。
石川ミリオンスターズは群馬に4-0で勝ち、新潟アルビレックスは富山サンダーバーズを7-4で下した。
信濃は12日、新潟県柏崎市佐藤池球場で新潟と対戦する。
<劣勢でも負けぬしぶとさ>
スコアの上では、先手を取っては追いつかれる展開。だが、試合の大半は相手に流れが傾いていた。その中での引き分けは、悪くない。
先発の鈴江は変化球の制球に苦しんだ。直球を狙われ、七回まで毎回の11安打を許した。それでも2失点でこらえた。逃げなかったからだ。
対戦した打者30人のうち、21人に対して初球ストライク。向かっていく姿勢の強さが分かる。質の重い直球が持ち味で、「真っすぐで試合をつくれるかどうかしかない」と鈴江。四球は初回の一つだけ。信濃の投手陣に求められている姿だ。
負けなかったもう一つの要因は泰楽だ。好守は言うまでもないが、2得点に絡む2安打と打席でも気を吐いた。実は8日の群馬戦で頭部に死球を受けた。打席での恐怖心はあるはずだが、死球後最初の打席で先制につながる左前打。前期は不振にあえいだ打撃が連日の特打で少しずつ上向き、下位に厚みが出てきた。
首位で迎えた3連戦は1敗2分け。一時の勢いは止まった。だが、再加速する要素を十分に秘めて「正念場」(木田監督)のロードに向かう。