信濃毎日新聞ニュース特集「信濃グランセローズ」
信濃が開幕戦勝利、ファンや家族ら大歓声
2008年4月20日掲載
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8回の攻撃で信濃が逆転し、大喜びする県内ファン=前橋市の敷島球場

 BC(ベースボール・チャレンジ)リーグが開幕した19日、信濃グランセローズが群馬ダイヤモンドペガサスと対戦した前橋市の敷島球場には、長野県内から多くのファンや選手の家族らが駆け付け、信濃側3塁スタンドをチームカラーの赤一色で染めた。小雨が降り続く中、スタンドは応援の熱気に包まれ、終盤に信濃が逆転すると声援は最高潮に。開幕勝利に歓喜の声を上げた。

 この日、町田孝行選手(22)の家族ら約40人は、バス1台を貸し切り、須坂市から応援へ。今年3月に第二子が誕生したため、妻と長男は応援に来られなかったが、「みなさんの応援がありがたい」と母の宏子さん(48)。町田選手が9回にスクイズを決めると、町田コールで大きな声援を送った。

 同じく貸し切りバスで泰楽(たいらく)康之選手(24)の家族ら約20人も千葉県から応援に訪れた。父の文雄さん(54)は「アウェーなのにこれだけ応援に力が入ってるとは」とびっくり。「2年目は勝負の年。ここ(信濃)でやめるか、上(セパ球団)に行くか。本人が一番分かっているはずだ」と息子の奮起に期待した。

 試合開始から私設応援団「RED SEROWS(レッドセローズ)」を旗振り役に、応援で圧倒する信濃側スタンドだったが、7回まで信濃打線は無安打。相手投手の完全試合かと思われるペースに、時折選手を激励する声も飛んだ。

 だが、8回。この日初安打となる大村有三選手(26)の内野安打を皮切りに打線がつながると、一挙5得点で信濃が逆転。それまでため息交じりだった応援も一気に吹っ飛び、「よっしゃー」「よくやった」と、両手を突き上げたり、互いに抱き合ったりして喜んだ。

 家族で長野市から訪れた会社員の高野博之さん(33)は「最高です」とかれた声で感極まった様子。ただ、終盤での逆転劇と息詰まる試合に「明日からはファンも安心できる試合を」と話していた。

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