信濃毎日新聞ニュース特集「信濃グランセローズ」
富山に完敗 自力V消える
2007年9月 2日掲載
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信濃―富山 五回信濃一死三塁、松橋の遊ゴロで三走泰楽が本塁を突くがタッチアウト

 北信越BC(ベースボール・チャレンジ)リーグの信濃グランセローズは1日、伊那県営球場で富山サンダーバーズと18回戦を行い、9-3で完敗した。24勝23敗5分けの3位。対富山に4連敗で6勝11敗1分け。今季、自力で富山を上回ることが不可能になった。

 石川ミリオンスターズは新潟アルビレックスに5-3で勝った。

 信濃は初回、富山の守りのミスで3得点するが、投手陣が力不足をまた露呈。先発涌島が2回途中、同点打を浴びて降板。鈴江が勝ち越しを許すと、給前が2本のダメ押し弾を喫し、万事休す。シーズン1試合しかない伊那で観客にふがいない試合をみせた。

 富山は二回、広田と優士の適時打で同点にすると、終盤まで確実に追加点を奪った。生出は6回自責点0で3勝目。

 午後1時開始の試合は2025人が入場した。

 信濃は2日午後1時から、長野オリンピックスタジアムで石川と戦う。

 <打線にも勢いなく>

 もうあきらめてしまったのだろうか。前日の劇的なサヨナラ勝ちから一転。四回に勝ち越しを許すと、急にベンチの元気もなくなった。かつて連敗から9連勝へと勝ち進んだころのムードはなく、観客の声援だけがむなしく球場に響いた。

 前日、新潟に勝ち連敗からは脱出した信濃だが、上位2チームに対しては依然、引き分けを挟む5連敗。投手陣の不安定さに加え、勢いのあった打線も影を潜めた。

 この日も毎回走者は出すが、その後がつながらない。五回と六回、いずれも敵失がらみで一死三塁とするが、逸機。相手がくれた好機もみすみす逃した。

 スライダーを武器に変化球のさえる富山先発生出に翻弄(ほんろう)され、ことごとくバットのしんを外された。だが、同じ球に凡打を重ね、この日3失策と守備が乱れている富山に対し、飛球を9度も打ち上げる姿は無策に等しい。バットを短く持って転がす、セーフティーバントを試みる-といった工夫もほとんどなかった。

 2カ月前、9連勝と勢いに乗っていた信濃は各選手が自分の役割を認識していた。けがでスタメン選手が欠場すれば、控えの選手が意欲あるプレーを見せた。だが今、選手からは「ベンチの雰囲気が悪くて」。そんな声も漏れる。何のために独立リーグに集まったのか。信濃の自力優勝がなくなった今、各自がトライアウトを受けたころを思い出すべきだ。

(中村正起)

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