
信濃―石川 八回信濃一死一、二塁 坂田のバントヒットで二走荻原(右)が生還して4-3と勝ち越す
北信越BC(ベースボール・チャレンジ)リーグの信濃グランセローズは17日、飯田県営球場で石川ミリオンスターズと8回戦を行い、4-3で勝った。チーム初の3連勝で、石川にも初めて連勝(3勝4敗1分け)した。7勝12敗3分けで3位。
信濃は、先発給前が制球難で1回2/3で降板するが、救援小高が好投。打線は4回に1点を返すと、6回には3安打などで逆転。8回から登板した鈴江がソロ本塁打を許したが、その裏に3安打で勝ち越し、対信濃3勝無敗だった石川蛇沢をマウンドから降ろした。
石川打線は2回に給前の直球をとらえ、3安打などで2点を先制。1点を追う8回に松岡がこの日3安打目の中越えソロを放つが、先発蛇沢が直後に勝ち越された。蛇沢は8試合目の先発で初黒星(6勝)を喫した。
午後1時開始の試合は2491人が来場した。
富山サンダーバーズは9-1で新潟アルビレックスに勝った。
信濃は21日午後6時半から、長野オリンピックスタジアムで石川と戦う。
<石川のエースを攻略>
信濃は成長した証しを初会場となった飯田で披露。今月初めに手に入れ損ねた3連勝を、4度対戦して3勝を献上中の石川蛇沢を攻略して飾った。「誰かが悪ければ、誰かが助ける。それが強いチーム」(木田監督)。それを実践できた。
石川蛇沢は長い腕から多彩な変化球を投げ、直前まで計7試合で6勝5完投、防御率0・90。信濃は奪三振リーグトップの給前が先発し、背番号「18」同士の投げ合いと思われたが、給前が乱調。気合は表に出るが、直球もボールが目立ち、打者11人に計51球を費やし4四球3安打2失点。過去最短で降板した。
ただ、救援小高が丁寧な投球で石川打線を抑えてリズムを生むと、打線が4回に1点差に迫る。小高は6回の先頭打者に初の四球を出すが、野手陣に帽子を取って謝り、後続を断つ。打線は直後に一挙、逆転した。
4、6回とも一死から大村が二塁打、三塁打で出塁したことが効いた。
大村は、5試合無失点の鈴江が初失点した直後の8回も安打を放ち、勝ち越しにつなげた。蛇沢に対し4割6分7厘と相性の良い大村は「皆、今まで意識し過ぎた。やることをやれば(3球団に)勝てる」と話した。
これで防御率リーグ2位の富山大滝をKOした前日に続き、主戦を降板させての勝利。木田監督は「個々がやるべきことを理解し、それをできる集中力が身についてきた。我慢して粘って得た勝利。感動するね」とチームの成長を喜んだ。