信濃毎日新聞ニュース特集「信濃グランセローズ」
スコアボードに手書きの選手名 諏訪湖スタジアム
2007年6月 2日掲載
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信濃グランセローズの選手名を書いた表示板を手にする倉田孝一さん=諏訪湖スタジアム

 長野県民球団「信濃グランセローズ」の諏訪圏域後援会の有志が、スコアボードに掲げる選手名の表示板を自筆し、諏訪湖スタジアム(諏訪市)で行う試合に設置している。表示板の製作には多額の費用がかかるため、球団側は当初製作を見送る予定だったが、後援会有志が「地元の試合を盛り上げたい」と取り組んだ。

 同スタジアム初試合となった5月19日の信濃-石川戦。スコアボードには、有志が自分たちで書いた選手名の表示板が並んだ。2時間半に及ぶ試合中、4人がスコアボードの中に入り、選手交代時に付け替えた。

 表示板の製作は「業者に委託すれば(2チーム分で)約30万円」(県民球団)の経費がかかる。板の大きさは球場によって異なる上、付け替え作業を行う人員も必要になる。

 運営費の限られる球団側は当初、電光表示の長野オリンピックスタジアムなどを除き、諏訪、中野、大町、小諸、伊那各市の球場で行う試合は選手名を表示しない予定だった。

 しかし、経緯を知った同後援会の有志が、自分たちで選手名を書く-と申し出た。球場にあった縦約130センチ、幅が約60センチの黒いアクリル板を借り、幹事の倉田孝一さん(42)が、白い粉絵の具を使って書き、試合に掲げた。

 「せっかく諏訪に来るなら、自分たちで何とかしたかった」と倉田さん。同じく幹事の奥原賢一さん(41)も「地域密着を掲げ、子供たちもあこがれるプロの選手。名前があれば新たなファンもできるはずだ」と話す。

 諏訪湖スタジアム2戦目となる3日も後援会有志が表示板を掲げる予定で、1日に、対戦相手の富山の選手名を書いた。

 この話を知った中野市地区後援会でも、7月に同市営球場で予定される試合に向けて、選手名入りの表示板を掲げることを検討し始めた。

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