
佐久コスモスターズ-信濃グランセローズ 七回を一安打無失点に抑えた信濃の先発、給前
北信越BC(ベースボール・チャレンジ)リーグの信濃グランセローズは22日、上田県営球場で佐久コスモスターズとオープン戦を行い、7-1で勝った。戦績は3勝2敗となった。
信濃は7回まで投げた給前が1安打4四死球で無失点。3回まで無安打だった打線は4回、長野工高のエースとして2003年夏の甲子園に出場した麻場正から6連続安打し、2番手投手も攻めて一挙7点を奪った。だが、佐久はオリックスやヤクルトなどでプレーした監督兼任のベテラン野中が4回二死満塁から救援すると、信濃打線は沈黙した。
オープン戦では県内唯一の開催となり、約千人の観客が集まった。オープン戦最後の試合となる23日は、魚津市で富山サンダーバーズと対戦する。
<8奪三振 開幕にめど>
投手10人の中で最後にオープン戦に登場した先発給前が、7回1安打8奪三振と好投。キャンプ中に右脇腹に違和感を訴え、一時、別メニューで調整していた21歳右腕が開幕にめどを付けた。
立ち上がりの制球力が課題になっている上、風の影響もあって4回までに4四死球を与えたが、要所は140キロ前後の直球で押した。3人ずつで片付けた5-7回は、直球が低めに決まり、「(持ち味の)スライダーなどを自信を持って投げられた」。
2003年夏の甲子園大会に横浜商大高(横浜市)のエースとして出場。同大会の長野県代表は長野工高で、当時バッテリーを組んでいた双子の麻場兄弟がこの日の対戦相手となった。「開会式で長野工高は右横に整列し、入場前に彼らと少し話しました」と給前。
一方、投手の麻場正は「絶対に負けたくなかったが、給前の方が格上だった。開幕後も頑張って」とエールを送った。
試合は、信濃が4回の7得点で勝利。しかし、木田監督は「野手は収穫ゼロ。集中力が欠けていた。給前が唯一の収穫」と、内容に険しい表情だった。