信濃毎日新聞ニュース特集「信濃グランセローズ」
信濃、悲願へ収穫と課題 BC前期の全日程終了
2017/06/22 11:23

 プロ野球独立リーグのルートインBCリーグは21日、前期の全日程を終えた。西地区の信濃グランセローズは、5月19日〜6月8日に球団新記録となる11連勝を飾るなどして一時首位に浮上したが、終盤に3連敗して通算21勝14敗の2位。悲願の初優勝にあと一歩届かなかった。前期の成績を振り返り、後期への課題を見た。

 チーム防御率は、富山に次いでリーグ2位の3・65を記録。四死球はリーグで最も少なかった。安定感が光ったのは高井、樫尾、ロンの先発陣。3人ともリーグ5位タイの5勝を挙げ、計15勝を稼いだ。守護神の山崎は9セーブ。中継ぎの先生は18試合、浅見は20試合にそれぞれ登板し、ベンチの信頼を得た。

 一方、連戦になると層の薄さが露呈した。先発は4枚目が不在で、試合が続くと起用法に苦しんだ。試合後半まで競った展開では、中継ぎを託す投手も限られた。成績不振の外国人投手2人が退団。名取、寺本、漆戸は前期は2〜4試合の登板にとどまった。後期は底上げが求められる。

 打線は、チーム打率こそリーグ4位タイだったが、得点数は東地区で前期優勝した群馬に次ぐリーグ2位。盗塁数はリーグ3位タイの38で、本西監督が目指す「機動力野球」が少しずつ形になってきた。柴田、森田、新村らが打率3割を超えるなど、中軸も機能した。

 指揮官がほとんどの先発選手を固定して起用する中で、最後まで定まらなかったのが外野手の1枠。永冨、船崎、小林らが争ったが、安定感がなく、途中交代も多かった。3人の中で最も多い32試合に出場した永冨も、打率は2割1分3厘と振るわなかった。好機で打席が回ってくることも多かっただけに、後期ではより高いレベルの定位置争いを期待したい。

写真説明:前期ホーム最終戦を終え、ファンにあいさつする信濃の選手たち=11日、中野市営球場

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