諏訪市沖田町から四賀飯島にかけての市道沿いに植わるイチョウの葉が黄色く色づき、深まる秋を道行く人に知らせている。晴れ間が広がった18日は、鮮やかな葉を見上げながら並木を散歩する人の姿が見られた。
写真を撮っていた諏訪市上川の会社員、小松明さん(55)は「雨が続いていて、今週は久しぶりに晴れた今日しか撮影のチャンスがないと思って立ち寄った。だいぶ黄色く染まってきましたね」と言い、シャッターを切っていた。足元には、ぽってりとオレンジ色に熟れたギンナンがぽろぽろと落ちていた。
イチョウは、市道の両側1キロ以上にわたって計約300本が並んでいる。市都市計画課によると、1981(昭和56)年に終わった土地区画整理事業に合わせて植えられた。緑色の葉が一部残っており、黄葉はしばらく楽しめそうだ。
写真説明:市道沿いを黄色に染めたイチョウ並木=諏訪市沖田町