山陰沖から東北地方に延びる前線の影響で、県内は9日朝、各地で雨や曇りのぐずついた天気となった。南からは暖かく湿った空気が入り込み、気温が上昇。松本では最低気温が平年より13・3度高い7・4度となるなど、全域で3月中旬から5月上旬並みの暖かな朝となった。
松本市の松本城公園に約40本ある梅の木は、少しずつ花が目立つように。松本城管理事務所によると、例年だと2月中旬ころの開花だが、今年は2日に観測。毎朝1時間ほど散歩しているという同市北深志の男性(75)は「2、3日前はまだ一つしか咲いていなかった。これだけ暖かいと一気に咲きだしそうですね」。
長野地方気象台によると、9日朝の主な地点の最低気温は、軽井沢と飯田3・9度(平年比13・6度高、同7・8度高)、諏訪2・9度(同9・4度高)、長野0・2度(同4・8度高)など。
気温が平年より高い状況は12日ごろまで続く見込みで、同気象台は引き続き、全域に融雪注意報を出し、雪解けと雨による土砂災害や河川の増水、積雪の多い傾斜地では雪崩に注意を呼び掛けている。
【写真説明】暖かさに誘われるように花を咲かせ始めた梅=9日午前9時半、松本市の松本城公園