
北京五輪が閉幕し、陸上男子四百メートルリレーで銅メダルに輝いた岡谷市出身の塚原直貴選手(23)=富士通・東海大三高―東海大出=らが帰国した25日、ほかの県関係選手も地元で結果を報告、それぞれに今後の抱負を語った。
ボート女子軽量級ダブルスカルで、五輪女子ボートで日本勢として過去最高の総合9位に入った諏訪市出身の岩本亜希子選手(29)=アイリスオーヤマ・岡谷南高-早大-日体大大学院出=は、諏訪郡下諏訪町役場、岡谷、諏訪両市役所を訪ねた。
同町役場に県ボート協会長でもある青木悟町長を訪ねた岩本選手は「大会ではレースを重ねるたびに調子が上がっていった。目標だった決勝進出を果たせなかったのは残念だが、集大成の大会で納得のレースはできた」と報告。青木町長は「3大会連続で出場し、そのたびに成長するのだからすごい。上を目指そうという気持ちが強いのだろう。今後も日本女子ボートを引っ張ってほしい」とねぎらい、岩本選手の好物のチョコレートを手渡した。
19日に帰国した同選手は実家などで静養中。今後は埼玉県で9月に開くボートの全日本選手権に向けて、28日から宮城県で合宿に入る。
カヌー・スラローム男子カヤックシングルに出場した矢沢一輝選手(19)=駿河台大・飯田西中-埼玉東野高出=も飯田市役所を訪ね、牧野光朗市長に初出場の経験を報告。予選18位で準決勝に進めず「悔しかった。世界で1番になりたいという気持ちが強くなった」と雪辱を誓った。
矢沢選手は、カヌー競技日本選手団の選手名が入った記念皿や写真を市長に贈呈。「五輪はほかの大会とは違う雰囲気で、ちょっと緊張した」といい、「タイムを削れる部分など細かい課題はいろいろあるし、海外選手は体つきが違った」と振り返った。
一方、「スタート付近では観客が多く、みんながおれを見てくれている-と思って楽しくできた」と、初の大舞台も味わったよう。まだ10代。「世界選手権やワールドカップ(W杯)で上位に入り、ロンドン五輪で金メダルが取れれば」と前を見据えた。
同選手は16日に帰国。9月1日には大会出場のため、欧州に出発するという。

【写真説明】北京五輪の結果を青木町長に報告する岩本選手(左)=下諏訪町役場[写真上]。北京五輪での経験を振り返る矢沢選手=飯田市役所